通明小学校同窓会 通明小学校同窓会

私の思い出

中嶋 君忠さま
株式会社中嶋製作所 代表取締役会長

中嶋 君忠さま

プロフィール

通明小学校第77期卒業生
通明小学校同窓会副会長
通明小学校第32代PTA会長(昭和60年)
大学を卒業後3年間東京で就職したのち、昭和41年に株式会社中嶋製作所に入社。
昭和55年から同社社長に就任。令和元年より現職。

趣味等を教えてください

私は、写真、ゴルフ、魚・昆虫類の飼育を趣味にしています。趣味に深くのめり込む生来の性格で、特に魚の飼育に関しては、学校の中庭にある池を長年管理しており、今では少なくなった川エビやメダカ等を児童生徒に見てもらいたいと思っています。私が幼少期に体感した篠ノ井の豊かな自然の一部を、今の子どもたちと共有できたらと強く願っています。

学校での思い出を聞かせてください

先生を困らせることが少ない、模範的な児童(?)だったと思います。ちょうど6年生の時に初めて合唱団が出来たのですが、男子の団員がいなかったため、先生に強制勧誘され入団したと記憶しています。結局、一緒に遊べる男子がいなかったため退屈に感じ、校歌レコードの録音を篠ノ井劇場で行ってほどなく、「もういいかな」と退団してしまいました。ほかに、当時の学校にはプールがなかったため、授業の一環として千曲川へ泳ぎに行ったこと、6年生の時に新潟県柏崎市の鯨波海水浴場に出かけたことは、楽しい思い出として残っています。娯楽の少ない当時、夏の水遊びは子どもたちの楽しみであり、学校前の大川(現在の上中せぎ)の水深のあるところで、友達と泳いでよく遊びました(水はきれいでしたよ)。

子供たちへメッセージをお願いします

今は亡き円福寺元住職の藤本幸邦老師の言葉に「世の為、人の為、国の為になる人間になりなさい。そして、社会貢献が出来るようになりなさい。」があります。私は、この言葉に導かれるように、会社経営や慈善活動に積極的に取り組んできました。また、清泉女学院短大元学長の亡森美里先生は、「代償を求めない奉仕ほど感動することはない。たとえどんなに小さなことでも感動を重ねることが、その人の幸せのバロメーターである。」と述べられています。

今の社会はより効率的なものが求められ、人と人とのつながりが希薄化しているように感じます。そんな中で、代償を求めない社会奉仕は、心の癒しになり、自分も周りも幸せにする力があります。人のために尽くすことが、自分の幸せだと感じられる人に成長して下さい。

取材日 令和3年9月8日

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