通明小学校同窓会 通明小学校同窓会

私の思い出

森 陽子(旧姓秋山)さま
「児童会の歌」作詞者

森 陽子(旧姓秋山)さま

プロフィール

通明小学校第103期卒業生
愛知県岡崎市在住

児童会歌作詞者の森陽子さまに当時の様子を振り返っていただきました

このような節目に「児童会の歌」が誕生した経緯を綴って欲しい、とのお話を頂き身に余る事で恐縮ですが、ゆったりと時が流れていた古き良き昭和に思いを馳せながら記憶を手繰り寄せてみました。

5年生の冬だったと思います。学校で「児童会の歌」を作る事となり、歌詞については高学年全員が詞を書いて提出し、その中から先生方が選ぶ、という計画だったと思います。急に書けと言われても簡単に書けるものでもなく、しかしながら授業時間中に提出しなければならず無い頭を絞って浮かんできたのがサルビアでした。
通明小学校では広い敷地に色とりどりの様々な花をみんなで育てていたのですが、夏になると一斉に燃えるような真っ赤な花を咲かせるサルビアが他の植物を圧倒する存在感を放っていました。濃緑の葉に真っ赤なサルビアの列が花壇に延々と続き、それはそれは壮観でした。そんな強い印象を児童会活動への願いに換え詞にしたと記憶しています。
そうして、歌詞にある「赤」と「緑」が生まれました。
因みに、体育館に掲げてある木彫りの「児童会の歌」は、自分の学年の卒業記念として学校に寄贈したものです。緊張しながら学年全員で少しずつ彫刻刀で刻みました。(現在は別の場所に保管されています)
あれから通明小学校で過ごした何倍もの年月が経ちましたが、こんなにも長い間「児童会の歌」が歌い継がれてきた事に驚きと感謝でいっぱいです。
卒業生の皆様の御多幸と御活躍をお祈り申し上げると共に、これからも通明小学校の輝かしい歴史が末永く続いていかれますよう、一卒業生として心から願っております。

通明小学校創立150周年、大変におめでとうございます。

取材日 令和3年10月10日

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